アオウミガメの解体

朝早くから解体を指導してくださる亀漁師さんや地元の方々の足手纏いにならないようにお手伝いです。
まずは神主さんに来て頂き、亀ににお清めと感謝を捧げ、そこから包丁を入れて部位を分けながら解体していき、血、心臓、肺、腸、胸肉、卵、手など大まかに分け、そこからそれぞれに下処理していきます。
お祭りで振舞われる亀煮の肉は、神社の氏子さん達によって一口大に切って小分けされ、冷凍庫に保管します。そのほか、胸肉やレバーは刺身やローストカメ、生姜漬けにしたものを焼いたりとレパートリーは色々あり、ビールを飲みながらつまみ食いです。お昼時にはみんなで亀煮を食べたり、おにぎりや漬物を持ち寄ってのカメランチでした。
お祭り当日は早朝からベテランの亀煮職人によって絶妙な味付けがされ、昼休憩の時は誰でも無料で頂くことができます。前日の深夜から氏子たちによって炊かれる赤飯のおにぎりと食べると、もう最高です。
湾内では交尾に夢中のアオウミガメがあちこちで見られるようになりました。
先日はサップツアー中にも顔をひょっこり出しては恥ずかしそうに逃げていくカメにも会いました。
捕鯨の時代から残るウミガメを食すという小笠原ならではの文化。
来島の際はぜひご賞味ください。
2025年05月01日 10:37